ビジネスシーンでよく出て来る「殿」と「様」
どちらかが宛名で名前の下に敬称を付けると思います。
この違いは使い方に決まりがあるのでしょうか?
なんとなく使っているとビジネスマナーに響くかも?
今回は、殿と様の違いや
使い分けなどについてご紹介したいと思います。
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殿と様の意味の違い!
それぞれの意味を知って見えて来るものもあるので、
殿と様の意味からご紹介しましょう。
「殿」はご存知の通り、
昔は身分の高い官職名に付けられていたものです。
さらに本来は邸宅を意味している事から、
邸宅に住む人に際して使う言葉でもありました。
つまり、大きな屋敷に住む様な殿様や富裕層など
格式の高い方を差して用いるものということです。
「様」はひっくるめる意味を表す語です。
その中に人に対しての敬称として存在し、
居所や身分、名前に敬意を表している意味もあります。
実際には殿よりも丁重な表現です。
そうした本来の意味がある上で、
現在では人に当てた敬称という部分では同じです。
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殿と様の使い分け方!社内や役職でも違ってくる!?
会社ルールなどもあり、一概ではありませんが、
ビジネスマナーとして、殿は目下の者に使い
目上の方には様を使うと習った方も多いと思います。
その中でも役職を宛名に書く事も多く、
この場合「◯◯部長様」と書くべきか?
・・・悩む事があります。
社内メールなどでも何を使ったらいいのか?
その場合は様を使う事が1番無難です。
実際に殿も様も敬称ですので
細かな使い分けはありません。
殿は昔の領主が領民にあてた触れ書きでもあるので、
口に出して「◯◯殿」と言うと違和感があるのと同様、
見下した感じを受けてしまう事もありえます。
ビジネスシーンでは様を使う事がベストです。
御社と貴社の違いや使い分け方!
辞書などで調べると
殿は役職に付ける敬称とあります。
また、リアルなビジネスシーンでは
様の使い方でも
・◯◯支店長
・◯◯支店長様
「様」を付けると二重敬語で間違いだ!
・・・と指摘される事もありえます。
ビジネスでは「おかしい」と分かっていても
あまり面識の無い方に対して敬称を使わない抵抗を感じるもの!
そのため、様を用いることもあるのです。
迷ったときは上司に相談するという方法も1つですが、
1番手っ取り早いのは様を付けた方が無難です。
女性宛てに使う場合も殿と様の使い分けは必要!?
女性宛の手紙に殿を使うと失礼!
・・・という話を耳にしました。
実際には女性に使っても特に失礼という事はなく、
本来は男女ともに使っても問題はありません。
しかし、先にお話しした通り、
殿の使い方には様々な考えや意向もあります。
見下した様にも見えて失礼という意見もあるので、
オールマイティーな様を使うことが安心です。
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