夏場に食べる事が多いところてんと寒天。
どちらも古くから食べられて来た物ですがこの違いは?
しらたきや春雨とも違うもの??
今回はところてんと寒天の違いをご紹介します!
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ところてんと寒天は原料となる材料は同じ!?
ところてんは夏の暑い時期に
酢醤油や辛子などと一緒に食べたり、
地域によっては黒密をかけて食べたり
甘味として楽しむ食べ物です。
ところてんの原料となる材料は天草です。
では、寒天は?
ところてんの原料と同じ天草です!
寒天の歴史は江戸時代、
美濃屋太郎左衛門が考案したとされています。
当時は残ったところてんを厳寒の季節、
屋外へ捨てたところ凍り、
さらに放置したことで水分が抜け乾燥し、
結果、ところてんの乾物=「寒天」となったのです。
現在は、天草以外にオゴノリなどといった
数種類の海藻を使い作られていますが、
天草のみを使った寒天は高級品です。
寒天を作る凍結と乾燥に適している
冬季の信州地方で製造されています。
ちなみに”寒天”という名付け親は
「隠元(いんげん)」という僧侶である様で、
あの「いんげん豆」の名付け親だそうです。
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ところてんと寒天はカロリーが違う?しらたきや春雨と比べると?
寒天を煮溶かして冷やし固めて、
てん突きで付いたものがところてんです。
細く似た様な食べ物に「しらたき」があります。
しらたきの原料はこんにゃくと同様
こんにゃく芋から作られています。
こんにゃく芋を粉にしたものに石灰乳を加えて混ぜ、
液状の状態で細い穴から押し出して糸状に固めた物をいいます。
そして春雨は緑豆やじゃがいも、さつまいもといった
炭水化物から採ったデンプンを原料に作られています。
どれもダイエット中に食べる事が多く、
春雨はスープなどで食べられると思います。
カロリーが全て低そうなイメージですが、
100gのカロリーをあげてみると
・ところてん 1kcal
・寒天 3kcal
・したらき 6kcal
・春雨 345kcal
「春雨ってヘルシーだよね!」
確かに中華麺やパスタに比べたらヘルシーですが、
量の加減はしないとカロリーオーバーになります。
寒天とゼラチンの違いは?作るもので使い分けが必要!?
料理によって寒天を使うものと、
ゼラチンを使うものはあります。
違いというと
植物由来か?動物由来であるか?の違いです。
ゼラチンは豚などのコラーゲンを精製したもので、
食感にも違いがあります。
寒天で作るとかっちりと固まり、
ゼラチンはプリプリとして喉越しがよいのが特徴です。
寒天で作るもので代表的なものには、
ところてんを筆頭にあんみつや牛乳かん、水羊羹など。
ゼラチンを使うものは、
ゼリーやババロアなど洋菓子に使われる
・・・といった用途の違いがあります。
さらに「アガー」というものもあります。
これも植物由来の増粘多糖類の1つで、
固まり具合は寒天に比べて緩いのが特徴です。
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