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ゆずすだちかぼすといった
柑橘系の種類はたくさんあります。

焼き魚や鍋物に爽やかな風味をつけるこの違いとは?


すだちやかぼす、ゆずなど合わせて
その違いをご紹介したいと思います。

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すだちとかぼすはゆずやだいだい、シークワーサーと同じ種類?産地の違いは?

すだちとかぼすは同じミカン科ミカン属。

温州みかんなどの様な甘みはなく、酸味と香りが高いのが
特徴で「香酸柑橘類」と呼ばれる柑橘です。

別名「酢みかん」とも呼ばれ、
ゆずであったり、だいだいなどといった仲間がいます。

レモンやライム、
沖縄特産のシークワーサー(ヒラミレモン)も同じ仲間です。




すだちは徳島の特産物であり9割以上は徳島で生産され、

対してかぼすは大分の名産、
そして全国のかぼすの9割は大分で生産しています。

どちらも生産元では自信と誇りを持っていて、
その使い方は焼き魚は元より、
刺身やジュース、お酒やうどんの薬味など!

代表的なのはポン酢などと広く利用されています。

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すだちとかぼすの見た目の違いや見分け方は?栄養や効能の違い!

すだちもかぼすも青み(緑)をしていて、
パッと見た目は似ている様に思います。

しかし、それぞれよく見比べると違いが見えて来ます。


その見分け方は、

すだちの方が小さめで1個が約40g
およそゴルフボールくらいの大きさです。

かぼすは大きめで1個が約100~150g程度、
テニスボールくらいの大きさが一般的です。

すだちもかぼすも若いうちに収穫され、
熟すとみかん同様に黄色く変化してきます


なぜ熟す前のものが出回るのか?

若いうちのほうが芳香や酸味がとても高く、
ほどよく果汁が入るということで未成熟の状態が出回ります。

栄養価や成分などはそれほど変わらず、
ただ甘みのある柑橘よりもクエン酸が高く、

疲労回復や胃液の分泌を正常にする働きによって
胃弱の方や食欲不振の方におすすめです。




思えばすだちやかぼす、ゆずやレモンなど
香りや酸味の高い柑橘は料理にかけると、
美味しさもアップしますが食欲もそそりますよね!

それぞれ研究がなされている面もあり、
徳島大学の研究チームにおいて、

すだちの搾りかすには血糖値を抑制する働きがあると発表!


また、かぼすにおいては大分県では

ブリなど養殖魚の飼料にかぼすを加えることで
かぼすのポリフェノールにより
魚の切り身の変色や臭みを長時間抑える事ができる
とされ、

現在「かぼすブリ」「かぼすヒラメ」といった
ブランド魚を売り出しています。

すだちとかぼすの旬な時期も違いはあるの?

すだちやかぼすの旬の違いですが、
ハウスものなどもあり、通年見られる事があります。

本来の旬の違いを言うなら露地物になりますが、
すだちもかぼすも旬は8月~10月


また、この時期に収穫したものを
冷蔵貯蔵し冬季に出回る様になります。

他の時期についてはハウス栽培、
それで通年手に入る様に回っています。

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