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線を引いたり時には長さを測るのに使う
定規ものさし

同じじゃないの?と思ってる方!
実は違いがあるのはご存知でしょうか?

ちょっとした言い違いではなく、
それぞれ用途によって違いがあるのです!

今回は定規とものさしの違いをご紹介します。

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定規とものさしは実は使う目的に違いがあった!?

定規やものさしは、線を引いたり測ったりする道具ですが、
それぞれ使う目的に違いがあります。

まず定規は直線、曲線、角などを描く時に使う道具。

プラスチックやアルミニウムやステンレス製、
竹など伸縮が少ない素材が主な素材です。

ものさしは物の長さを測るための道具なのです!


一般的にペンケースなどに入れている定規は、
目盛りこそ振ってありますが、
計量法が規程している計量器という扱いではなく、
単純に線を引くための道具にすぎません

また、定規は線が引きやすい様に、
面取りが施されていたりしますが、

ものさしは起点に「0」を配置し
端から0までの間に余白が無いのが特徴です




学校で使用する時にどちらを用意したらよいのか?
・・・と悩む事がありますが、

道具の準備にものさしと書かれてた場合には、
物の長さを測る目的があると判断。

定規と記載があれば作図で使用するのだろうと考え、
三角定規など選ぶとよいとされています。

中学校などで製図の授業がある場合には、
少し注意して用意するといいですね。

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数学での定規を使う時にJIS規格など定義にも違いがある!?

数学で定規を使う事が多いと思います。

その定義は、
平面上の任意の2点間を通る直線を引くことができる

つまり、始めにお話した線を引くだけということです。


また、定規においては複数のJIS規格があります。

・JIS B 7514・・・鋼製直定規
・JIS B 7526・・・直角定規
・JIS S 6032・・・プラスチック製定規

定規を「さし」と呼ぶのは地域性の違い?

定規に対してさしと呼ぶ地域が
あるのはご存知でしょうか?

定規というのは関東圏で、
さしと呼ぶのは関西圏という話も耳にします。

この話に関しては本来の用途は無視し、
機能が混同された意味で使われています。


しかし、「さし」と呼ぶ地域をもう少し深く調べてみると、
なにも関西圏で使われる方言の一つではない様子です。

九州の一部では金属製のものさしを呼んでいたり、
和歌山県の一部でも使われていたりします。

そうかと思えば地域に限定されず、
お年寄りが略して洋裁や和裁など長さを測るものに
「さし」と呼ぶという場合もある様です。


現在ではものさしも定規も同じ物とされてしまってるので、
厳密にする必要もないという声もあります。

あまり深く考える必要もないかもしれませんね。

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