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おいしい柑橘類の果物に、
「夏みかん」「甘夏」があります。

どちらも夏がつく柑橘類ですが、
どっちも同じじゃないの?・・・と思ってはいませんか?

本来はきちんと区別されているんです!


では、どの様な違いがあるのか?
夏みかんと甘夏の違いについてご紹介したいと思います!

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夏みかんと甘夏は同じ種類?味の違いは?

見た目ではなかなか特徴的なものではないと
分かりずらいものってたくさんありますよね!

夏みかんや甘夏に関しても同じく、
何がどうという違いが分かりにくいこともあります。


この2つの違いですが、甘夏は夏みかんの変異種であり、

つまり夏みかんが始めにあって、
栽培中に本来とは違うものが実って別に区別された
親戚の様なものと覚えておくと良いでしょう。

夏みかんは正式には「ナツダイダイ」といい、
甘夏は「カワノナツダイダイ」と言います。



食べると味も甘夏の方が酸度が低く、
甘みがあるので”甘夏”と呼ばれる様になった様です

夏みかんは明治の初め頃に
「萩のなつみかん」として全国出荷されるようになり、

甘夏は昭和10年大分県の
川野豊氏によって発見された品種です。

現在ではその甘さから
甘夏の方が生産量は高いとされています。

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甘夏と似てるはっさくとの違いは旬な時期が違う!?

甘夏はっさくもよく混同しやすい柑橘類ですね。

しかし、これは大きく食べる時期が違い、
分かりやすいと思います。


甘夏は1月頃に収穫し、
寝かせて3~5月頃に食べごろを迎えますが、

はっさくは旧暦の8月1日頃に食べられていた事より
「八朔(はっさく)」と名付けられた様です。

はっさくの現在の2月~4月頃、

ちょうど甘夏や夏みかんなどと時期も
やや被ることもあるので分かりずらい面があります。


甘夏と同じく皮に厚みがあり、
味は爽やかな香りと独特の苦味と酸味を持っています

さらにいえば、水分が少なめで、
さくさくとした歯触りが特徴的です。

まだまだある!いよかんとの違いは?

いよかんは早い所だと11月下旬から収穫が始まり、
2月頃までを旬としていて、いわゆる冬季が旬です。

皮はツヤがある橙色をしていて、
やや厚みがありながらむきやすく、

果肉は柔らかくジューシーで
酸味も甘みもバランスのよい柑橘類です


日本原産で明治時代、山口県萩市で発見されたとされ、
その時代は当時の地名から命名され「穴門蜜柑」と呼ばれていました。

今では主に愛媛県で生産されていて、
主な生産地である愛媛県伊予から名を取り、
伊予柑(いよかん)となった様です。



いかがでしたでしょうか?

柑橘類は現在ハウス栽培もある事から早い時期から楽しめる様になったり、
旬の時期が被ったりしますがそれぞれ違いがあるものです。

品種改良や自然と変種が出来ることは
もはや当たり前にあることで、

変種が出来た事から現在まで栽培され楽しまれている果物は
柑橘類以外にも多く存在しています。

混同してしまう事も多くあるのは致し方ないことですよね。

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