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天体ショーでお馴染みの日食ですが、
金環日食と皆既日食では、どんな違いがあるかご存知ですか?

それぞれの日食の違いを知る事で、
さらに日食を楽しめるものです。

今回は金環日食と皆既日食の違いについて
ご紹介したいと思います。

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まず日食と月食の違いとは?

日食とはご存知の方も多いと思いますが、
地球・月・太陽という順番で直線に並んだ際に起こる現象。

太陽と地球の間にが入ることで太陽の一部
もしくは月の影に入った地球に太陽の光が届かなくなります。

月は地球の周りを回っていますが
その軌道は楕円形で円ではないのでそれぞれ変わり、
それによって皆既日食・金環日食になるかが違います


また日食に対して月食もあり、
月・地球・太陽の順番で直線になった時に起こる現象。

太陽の光を反射し光っている月ですが、
地球の影に入ってしまう事で弱い光にだけ反射するので
赤く光ったり一部が欠けて見える現象をいいます

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金環日食と皆既日食の違いは?

皆既日食は、太陽の光が全く届かない状態言います。

空が暗く夕暮れ時の様な状態、
地域によっては夜みたいに暗くなります。

皆既日食では太陽が月に完全に重なると、
太陽表面から舞う炎(プロミネンス)やコロナなど見る事ができ、

その前後には月の端から太陽の光が漏れる事で美しい
ダイヤモンドリングを見る事ができ、
皆既日食でしか見る事が出来ないのが大きな違い!


では、金環日食とは?

金環日食も太陽がリング状に輝きますが、
月が太陽と重なった時に月の大きさが小さいため、
太陽の光の一部が地表に届いている状態です。

そのため日食で見られる様な太陽の模様を見る事はできず、
ダイヤモンドリングなども見る事はありません。

そして皆既日食よりも空が暗くなる事がありません。

つまり違いは光が地表まで届いているか?
そうではないかの違いということです。

では部分日食との違いは?

部分日食はその名の通り、
地球が月の半影に入ると太陽の一部分が欠けて見える状態。

そのうち太陽の光の一部は地表に届いています。

部分日食の欠けはほんの少しの場合から、
三日月の様に細く欠けるものまで様々。

皆既日食や金環日食よりも部分日食は
わりと巡って来る回数は多いです。


いずれにしても数年に1度!

皆既日食や金環日食は数百年に1度と呼ばれ、
それだけ珍しい現象です。

なお、皆既日食と金環日食が同時に起こった年があり、
2013年11月3日に起こったハイブリッド日食は、
天体好きの方ならば記憶にまだ新しい日食だと思います。

偶然が重なればこうした事も起こる様で
大変この日食は珍しいものでした。

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