北極や南極などで見られる氷山や流氷
なんとなく同じ様なそうではない様な・・・
なんだかモヤモヤする様な似た言葉たくさんあります。
氷山も流氷も寒い地域の海に浮かぶ氷。
今回は氷山と流氷の違いについてご紹介します。
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氷山と流氷の違いとは大きさ?
氷山と流氷の違いについては
おおまかに言えば大きさです。
氷山はその名の通り氷の山、
流氷は氷山が砕けて漂流している状態。
しかしこれだけではなく、
もっと細かな違いが隠されています。
氷山は本来、陸地にある氷河が海へと流れ込んだもの。
山に降り積もった万年雪が氷山であるので、
舐めても海水の様な塩辛さがないのが特徴です。
では流氷は?こちらは北風が吹き、
海が凍って出来るので塩辛さがあります。
つまり出来る場所・氷の水の違い!
これが大きな違いです。
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気象庁では流氷は氷山に含まれる?
気象で起こる事はニュースや天気予報では
気象庁の区分を元に情報を伝えています。
ここまで話した氷山と流氷について、
気象庁では全く異なります。
気象庁では流氷を海氷
もしくは定着氷や流氷と区分けしています。
海氷に関してはあくまでも海水が凍って出来た物で、
河川の氷が海へ流れたものも異なります。
定着氷は海岸に定着している氷、
さらに流氷の定義は
海上を流れ漂っている全ての氷
つまり、海水や河川など細かい区別もなく、
海氷も流氷も厳密な区別がされていない事がほとんどです。
確かに、私たちがTVで見ている流氷は、
どこでどう流れ着いたものなんて分かりませんよね。
気象庁では氷の種類にいろいろと違いがある!?
気象庁では氷の種類や海氷の種類について
細かく分類しています。
氷の種類には、
・浮氷・・・水に浮く氷、海氷・湖氷・陸氷・河氷
・海氷・・・海水が凍って出来た全ての氷
・陸氷・・・陸上、棚氷で形成し水に浮いている氷
・湖氷・・・湖にできる氷
・河氷・・・河川にできる氷
海水の発達過程は、
・新成氷
・晶氷
・グリース・アイス
・雪泥
・スポンジ氷
・ニラス
・氷殻
・板状軟氷
・薄い板状軟氷
・厚い板状軟氷
・一年氷
・古い氷
など氷の名前が付けられています。
安全に船の航行を行うために
様々な氷の状態などの把握が必要ということですね。
氷山と流氷についてご紹介しましたが、
お分かりいただけましたでしょうか?
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