判事と裁判官。
裁判官も判事もテレビでもよく耳にしますよね。
これって同じ?何が違うの?
似ている様で違う様な素朴な疑問、
今回は判事と裁判官の違いについてご紹介します。
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判事と裁判官の違いについて
難しい話は私も苦手ですが、
時にはこんな違いを知って見るのも
何かの話のネタになるかもしれません。
では、判事と裁判官の違いですが、
同じといえば同じです。
しかし、詳しく言うと少し違いがあります。
簡単に言ってしまえば判事は裁判官の中の役職で、
裁判の中でも一番大事な判決を言い渡す人が判事です。
裁判官は最高裁判所や簡易裁判所で裁判を行いますが、
判事、書記官など裁判を行う国家公務員を総称して裁判官といいます。
判事は10年以上に渡り判事補、検察官、
弁護士、大学教授などの職の中から任命されます。
・高等裁判所
・地方裁判所
・家庭裁判所
など各裁判所に配属となり、
任期は10年としています。
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判事と似てる判事補との違いは?
判事に似てる判事補とは?
判事補は司法修習を終えた方から任命され、
裁判官に任官して10年未満の方。
つまり判事の下に付く役職で、
・3年→簡易裁判所判事
・10年→判事
と任命がされます。
最高裁判所の「下級裁判所裁判官指名諮問委員会」より
審査を受け再任不適当となり判事に任命されなかった場合は
退官する事となります。
判事補は原則1人で裁判を行う事はできません。
また、判事補が関与出来る事件は、
裁判官3人関与を要する合議体で裁判する合議事件のみ。
裁判長にもなれません。
そして裁判官に任官して5年以上経過し、
最高裁判所に指名されると特例判事補として
例外的に単独事件の裁判を行う事ができます。
なお、判決以外の裁判
・民事保全手続
・令状事件
・少年事件
などは判事補でも単独で行う事ができます。
アメリカでは判事と裁判官の選び方も違う!?
日本とアメリカでは裁判制度が違うのは、
当たり前といえば当たり前!
アメリカに限らず国が変われば違いがあります。
アメリカでは選任方法も選挙であったり、
州知事から任命する方法、議会が任命するなど色々です。
任命制であっても選挙を求めるのが一般的です。
市民の代表という感覚があり判事は
市民からの圧倒的な人気と信頼をおかれる存在です。
資格条件も日本の様には厳密ではなく、
弁護士の資格を有さない州などもあります。
日本だと市民と距離感がある感じですが、
アメリカでは市民の代わりの様な存在といった感じですね。
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